みなさんは今帰仁城跡(なきじんじょうあと)という地名をご存じですか?
今帰仁城跡とは、沖縄県国頭部今帰仁村に存在する城跡のことを指します。
まだ琉球王国が成立する前の13世紀ごろに国王であった人物が建てた城が原型となっており、今では世界遺産にも登録されるなど、観光スポットとしても有名です。
そんな今帰仁城跡ですが、実はお花見スポットとしても有名なのです。
そこで今回は、今帰仁城跡でのお花見を考えている方に向けて、桜の見頃や桜まつりの見どころなどにスポットを当てて、お伝えしていきたいと思います。
目次
「今帰仁城跡」の桜まつり|日程と見どころは?
今帰仁城跡でみられる桜は、沖縄特有の品種である寒緋桜です。
これは本州の品種とは少し異なり、冬真っただ中に花見のシーズンを迎えます。梅や桃などに近い、濃い色をした花を咲かせるのが特徴です。
そのため今帰仁城跡で開催される今帰仁グスク桜まつりは、寒緋桜の特徴から桜まつりの中では珍しく例年1月下旬から2月上旬にかけて開催されます。
桜まつりは8時~21時までの開催となっており、最終入場は20:30までです。
もちろん寒緋桜や後でお勧めするライトアップも素晴らしいですが、このお祭りでは沖縄の文化も体験することができるところが魅力です。
今帰仁グスク芸能や創作太鼓の披露、特産物の直売会や琉球の装束体験などなど、イベントが山ほど企画されており、お花見以外にも十分楽しむことができますね。
ぜひ訪れた際には、こうしたイベントにも目を向けてみましょう。
「今帰仁城跡」の桜まつり|入場料について
では、次は入場料についてですが、大人は400円、小中高生は300円となります。小学生未満は無料なので、家族連れにはありがたいですね。
ちなみに10名以上で団体割引というものもあるようで、こちらは直接HPなどで問い合わせが必要です。
「今帰仁城跡」の桜まつり|ライトアップについて
さて、期間中にぜひともお勧めしたいポイントが、ライトアップです。
「グスクライトアップ」と称されるこのライトアップは、城壁が幻想的な光で照らされるものとなっており、非日常的な風景を味わうことができます。
寒緋桜の濃いピンク色とライトアップが素敵なムードを作り出すので、デートスポットとしても人気です。
また、平朗門から場内への参道をろうそくの灯りで照らし出す「グスク花あかり」もまた魅力的です。
ぜひ今帰仁城跡でお花見をする際には、夜のライトアップにも足を運んでみてください。
「今帰仁城跡」の桜まつり|アクセス方法は?
まずは車での移動を考えている方のアクセス方法をお話します。
沖縄自動車道・許田ICから国道58号線、県道71号線、県道115号線を経由して1時間40分です。
次にバスを利用する方のアクセス方法ですが、2種類あります。
1つ目は本部循環線というバスで向かう方法、2つ目はやんばる急行バスというバスで今帰仁村今泊今帰仁城跡入口にて下車。そこからさらに徒歩15分というものです。
村内在住の方には無料送迎バスもあるみたいですね。
「今帰仁城跡」の桜まつり|駐車場について
車で来場される方が最も気になるのは駐車場ですが、敷地内に約500台の大型駐車場がありますので、安心して来場できそうです。
ただ1つ注意しておきたい点は、今帰仁城跡敷地内では交流センター以外は屋根がありません。
そのため雨が降ると駐車場からの移動の際などに濡れてしまうので、折り畳みの傘などを準備しておくと安心ですね。
まとめ
非現実的な景色を味わうことのできる今帰仁グスク桜まつり、ぜひ1度は見てみたいですね。
本州とは少し違った沖縄独特の文化を楽しみながら、お花見を満喫してください。