この記事ではドラマ「セクシー田中さん」の脚本を担当した相沢友子氏の評判について。
また原作クラッシャーと言われる理由についてまとめます。
目次
相沢友子の評判について
相沢友子の評判については、彼女の脚本が原作の魅力を損ない、特に原作にない恋愛要素を加えることで、原作ファンからの批判が多いことが挙げられます。
また、原作に対する敬意が感じられないという意見も見られます。
SNSでは、相沢友子の脚本に対する反応は様々ですが、特に原作ファンからは「原作の改悪」「原作クラッシャー」といったネガティブな反応が多く見られます。
視聴者の中には、相沢友子が脚本を務めたドラマが原作と異なり面白さが減っていると感じる人も多く、彼女の名前を知って驚くというケースもあります。
このように、相沢友子が「原作クラッシャー」と呼ばれる背景には、原作の設定やキャラクターを大幅に変更する彼女の脚本スタイルがあり、これが原作ファンの間で不満や批判を引き起こしているのです。
相沢友子が原作クラッシャーと言われる理由【改悪作品一覧】
相沢友子が「原作クラッシャー」と呼ばれる主な理由は、彼女が手掛けるドラマ脚本での原作からの大幅な変更にあります。
それぞれの作品について改悪と言われている理由をまとめます。
『ミステリと言う勿れ』ドラマ実写版での改悪
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特に、漫画『ミステリと言う勿れ』の実写化では、キャラクターの性格や役割が原作と大きく異なり「改悪」との声が上がっています。
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例えば、原作では脇役である風呂光聖子がドラマではヒロインポジションに変更され、さらに性格も原作の「有能なキャラクター」から「おどおどしたキャラクター」へと変更されました。
また、原作にはない恋愛要素が追加され、これらの変更が原作ファンの間で不評を買っています。
『鹿男あをによし』ドラマ実写版での改悪
さらに、ドラマ『鹿男あをによし』では、主人公の同僚の性別が男性から女性へと変更されるなど、原作のファンが驚くような変更が行われました。
『ビブリア古書堂の事件手帖』実写版での改悪
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相沢友子さんは『ビブリア古書堂の事件手帖』のドラマ版も担当しました。
このドラマは、2012年に放送された人気作品で、黒髪ロングで人見知りの性格を持つ主人公・栞子さんが古書にまつわる謎を解き明かすという内容です。
しかし、ドラマ化にあたり、いくつかの改変が行われ「改悪」との声が上がっていました。
相沢友子さんによる「ビブリア古書堂の事件手帖」の主な改悪・改変点は以下の通りです。
栞子役のキャスティング変更
原作での栞子さんは物静かな性格ですが、ドラマ版では「元気いっぱい」のイメージを持つ剛力彩芽さんがキャスティングされました。この変更により、原作ファンからの批判がありました。
栞子さんの髪型
原作では黒髪ロングとされていますが、ドラマ版では栞子さんが茶髪のショートカットになっています。
この変更も原作のイメージと異なると感じた視聴者からの不満の声がありました。
妹から弟への性別変更
原作には栞子さんの妹・文香が登場しますが、ドラマでは弟に変更されています。
この改変により、原作のファンはさらに困惑しました。
五浦大輔のキャスティング
原作では物静かなキャラクターである五浦大輔が、ドラマ版ではEXILEのAKIRAさんによって演じられました。
このキャスティングもイメージの違いから改悪との意見がありました。
ストーリーの矛盾
原作では栞子さんと妹が男手が足りず五浦大輔が手伝うという設定です。
しかしドラマ版で妹が弟に変更されたことで、このストーリーの前提が成り立たなくなりました。
これらの改変・改悪点に対して、原作ファンからは批判的な意見が多く見られました。
一方で、ドラマ版を楽しんだという視聴者もいました。
これは、原作を読んでいない人たちからの反応であり、ミステリとしての面白さを楽しんだ声もありました。
なお、『ビブリア古書堂の事件手帖』は2018年11月に映画化されています。
映画では、黒木華さんと野村周平さんのW主演でした。
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映画では原作に忠実だと評判でした。
まとめ
相沢友子さんによる改変は、原作ファンから見れば物語の魅力を損ねるものであったかもしれませんが、新しい視聴者を引きつける要素ともなり得たことが分かります。
ドラマ化に際しては、原作のイメージをどのように保持しつつ、新たな魅力を加えるかが重要な課題となるようです。
セクシー田中さん事件をきっかけに、脚本家、テレビ局、出版社など制作サイド全体の責任と対応が問われています。
この事件は、原作と映像化作品の間でのバランスの取り方、原作ファンと新規ファンの双方をどう満足させるかという難しい課題を浮き彫りにしました。
最終的には、クリエイティブな作品作りの過程で原作の魅力を生かしつつ、映像化作品としての新たな価値を提供することが求められています。