フランスのボルドー（メドック地方）では、仮装をしながらフルマラソンを走り、ワインで給水をするという「ワインマラソン」が毎年開催されています。
そのマラソン大会の名は、「Marathon du Médoc（メドックマラソン）」。
これほど楽しい、おかしな、いかれたマラソンは他にないでしょう。
ホノルルマラソンなど、世界各国のマラソン大会にエントリーしているランナーの中にも、「前から興味はあったけど、まだ参加したことがない！」という方も多い、Marathon du Médoc（メドックマラソン）！
もちろん、会場にはお水などノンアルコールの飲料も用意されていますので、お酒が弱い！ワイン飲めない！という方でも参加できます♪
海外マラソン初心者にもおすすめです！
また、お祭りやフェス・イベントなど楽しいことが好きな方も絶対に楽しめるはずです。
海外旅行の最高の思い出になりますよ！
目次
フランス ボルドーのメドックマラソンとは？仮装しながらワインで給水する通称ワインマラソン！
赤ワインで有名なフランス・ボルドーのメドック地方で、毎年9月に開催されるフルマラソンです。
ちなみに9月は、ワイン造りに欠かせない「ぶどう」の収穫直前の時期です。
メドックマラソン（ワインマラソン）の参加者数は、約8,500人！
参加を希望するランナーは、フランスだけでなく世界各国から集結します。もちろん日本からも、毎年多くのマラソン愛好家たちがこの日のためにフランスに飛び立ちます。
また、ただ走るだけのマラソンと違い、「仮装が必須のマラソン」なのです。
お祭り要素も強いのが、メドックマラソンの特徴です。
ランナーたちは、華やかな仮装の衣装に身を包み、美しいぶどう畑の中に設定されたコースを走ります。
ぶどう畑を1周できるなんて素敵ですね。気持ち良さそう。
エイドステーションでは、水もありますが、シャトー自慢のワインも振る舞われます！太っ腹ですね〜。
また、
・オイスター
・ステーキ
・チーズ
・ハム
といったワインに合う給食を楽しめるポイントも設置されています！
もう、マラソン大会というよりも、ぶどう畑を貸し切った広大なパーティー会場ですね。
ワイン好きはもちろんのこと、楽しみながら走りたい方にはピッタリのマラソン大会です。
ボルドーのメドックマラソン｜コースや地図・場所について
メドックマラソンは、ポイヤック村のメインストリートがスタート地点になります。
地図で見ると、
ここですね。
コースの距離は、42.195km！
きれいな景色とおいしいワインと食べ物を堪能できる、最高に楽しいフルマラソンです！
フランスには、「メドック」という地名もあるのですが、その場所を地図で見たところ、メドックマラソンのスタート地点からは、なんと100kmほど離れていました。
てっきり、メドックからスタートかと思っていました。
ちなみに、マラソンコースは大会の2ヶ月前くらいには発表されます。
去年は、7月5日に発表されました。
去年のコースは、「サンジュリアンからまわる」という例年と同じところもありましたが、
5km地点のシャトー・バタイエのあたりから細い道に入るなど新しいコースも設定されました。
コースが変わったことによって、これまで参加しなかったシャトーが2軒新しくワインを提供してくれたとのことです。
毎年、若干コースは変わるようです。
2020年のコースはまだ発表されていないので、2020年7月ごろには発表になるかと思います。
仮装のテーマは、2019年の大会が終わってすぐに発表されたのですがね。笑
コースは、参加してくださるシャトーの関係もあるので、すぐには発表できないようです。
メドックマラソン2020年の日程は？
2020年度第36回メドックマラソンの日程は、
２０２０年９月１２日（土）
2020年のメドックマラソンの仮装テーマは、
“le marathon fait son cinema（マラソンが映画になる）”！
フランスのメドックマラソンに参加するには、仮装が必須となります。
フランスのメドックマラソンの仮装ってどんな感じ？
出典：https://www.marathondumedoc.com/en/photos/
実際に、メドックマラソンに参加したランナーたちの仮装を見てみましょう！
【メドックマラソンの仮装】ヒーロー・スパイダーマン・ドラゴンボール・スーパーマリオ
先週土曜日に行われたフランス、メドックマラソンのお写真です！
恒例のメドックマラソン添乗😊
今年のテーマはスーパーヒーローズ！🦸♀️🦸♂️
ドラゴンボールやスーパーマリオも人気です😄#メドックマラソン #2019#フランス #ワイン #ヒーロー #マラソンツアー #france #medoc #medocmarathon #wine pic.twitter.com/xydnHks4n0— パーパスジャパン (@purposejapan) September 9, 2019
こちらは、2019年の9月に開催された時の様子です。
2019年のテーマは、スーパーヒーローズでした！
メドックマラソンは毎年テーマが掲げられます。
参加ランナーは、そのテーマに合うような仮装をしています。
2019年は、このようにヒーローだらけでした🦸♀️🦸♂️
スパイダーマンの仮装をしている人は、上から吊り下げられていますね。
マラソン大会なのに、地面を走らないんですね。笑
また、海外ランナーの仮装を見ると、ドラゴンボールやスーパーマリオの衣装を着ている方がいます。
人気なんですね〜😄
【メドックマラソンの仮装】フェイスペイントでキャッツのように！
猫耳、金髪、サングラス、キャッツのようなフェイスペイント、蝶ネクタイ、ワイン、ランニングウェアを着ていても分かる、ムキムキに鍛え抜かれた肉体美！
ワインを片手に、絵になりますね〜！
白×黒でキマッています！おしゃれな仮装の見本みたい。
やりすぎじゃない、おしゃれな仮装も大人にはおすすめです。
2020年は、「マラソンが映画になる」がテーマですが、どのような仮装がふさわしいのでしょうか。
キック・アス 2 ジャスティス・フォーエバー ヒット ガール ミンディ 大人 女性 コスチューム ハロウィン コスプレ パーティー 自警団 紫
バットマン ダークナイト ジョーカー デラックス 衣装、コスチューム コスプレ 大人男性用
色々と映画にまつわるコスプレ衣装をあさってみましたが、着てみたいものはありましたか？
仮装しなくてもメドックマラソンを走ることはできますが、コスプレしていないと逆に浮いてしまうほどで、パーティーマラソンともいわれています。笑
仮装って、なかなかやらないと思うので、どの程度気合を入れるべきか悩む方もいると思います。
参加した方の意見によると、気合を入れすぎて困ることはないそうです。
ここは楽しんで、やりたい格好をしましょう。
ただ、マラソン大会なので、走りやすい格好がいいかなと思います。
9月なのでまだまだ暑いですし。
熱中症にならないように気をつけましょう。
「派手すぎないかな？」という心配は一切無用なので、体調に気をつけて自由に好きな格好をしてください。
出典：https://www.picbear.org/media/B5clGBmJppJ
参加者はみんな、派手です。
フランス・ボルドーのメドックマラソン（ワインマラソン）の完走率は？
これだけのコスプレをしてワインを飲みながら走っても、なんと完走率は80〜90％だというから驚きです！
メドックマラソンの参加費用はいくらかかる？
エントリーのみなら、費用は1万円ほどです。
メドックマラソンのエントリーが開始されるのは2月です。大会は9月なので、2月時点では「エントリーのみ」しておくことをオススメします。
エントリーの時点（2月）では、9月のメドックマラソンに絶対に参加できるかどうか、わからない！という方も多いですよね。
仕事の都合がついたらエントリーしようと思っていても、メドックマラソンは人気の大会のため、すぐに受付が締め切られてしまいます。
なので、参加希望の方は、とりあえずエントリーのみを押さえておきましょう！
（キャンセルの保険も付けることは可能です。）
メドックマラソンの当日と前日の送迎に関しては、6月〜7月ごろには予定もはっきりしていると思うので、わかり次第早めに手配しましょう。6月くらいになると、メドックマラソンの事務局から、送迎の手配について連絡がきます。
ただ、年ごとに事情が変わる可能性もあるので、7月までにはこちらからも確認の連絡をしましょう。
仕事の調整は、どのようにすればいいのかというと、
2020年の大会が土曜日開催なので、金曜の午後に現地（フランス）の受付に行かなければなりません。
遅くても、大会前日の金曜日の朝には現地入りする必要があります。
日本からは、木曜日の夜行便に乗れば間に合います。
メドックマラソン公式ホームページは？
とても可愛い公式サイトがあります。
過去の大会の様子が動画や写真で公開されています。
仮装のイメージもできますし、メドックマラソンに参加しようと考えている方の参考になりますよ。
ちなみに、メドックマラソンは個人参加もできます。
というか、個人で参加している方はけっこういます！
一人で走っていても十分楽しめるので、一緒に行く人がいなくても大丈夫。
現地で友人ができるかもしれません＾＾
あと、ランナーはみんなゼッケンをつけますが、そこに名前が書いてあります。
見知らぬランナーに、名前を呼ばれることも珍しくありません。
たぶん、走っているときに何回も呼ばれるでしょう。笑
海外のランナーと走りながら仮装の話をしたり、一緒に写真を撮ったりできます。
ランナー同士で歌を歌っている人もいます。
みんな、メドックマラソンを思い思いに楽しんでいます。
貴重な機会なので、フレンドリーにたくさんの人に話しかけて、ぜひ積極的にこのお祭りを楽しんでください。
公式ホームページでは、大会にエントリーする方法や、
診断書の提出についても詳しく案内があります。
エントリーには欠かせない大切なことなので、要チェックです。
メドックマラソンの制限時間は？
2019年のメドックマラソンの制限時間は、6時間30分でした。
優勝者には、体重分のワインが贈呈されます。笑
完走すると、ワインとメダルがもらえます！
メドックマラソンのツアー料金について
20万円〜40万円くらいです。
ツアーの内容や、オプションをつけることによって、かなり料金の目安に幅が出ます。
滞在期間が短期で、ホテルのグレードも上げないものであれば、20万円ほどで行けるツアーもあります。
ただし！
ツアー料金に含まれない、もろもろの費用もあります。
例えば、航空券・プランの内容に含まれない食事・個人費用・ツアー以外で発生する観光費用です。
これは、個人で賄わなければなりません。
ツアー費用に含まれるものとしては、
宿泊、空港往復送迎、レース会場までの移動、専用車でのシャトー巡りツアー、ゼッケン、朝食、打ち上げパーティー代、海外旅行保険、Track Tokyo皇居での練習会2回分
などです。
これは、ツアーのプラン内容によっても変わります。
メドックマラソンに参加された方のブログを見ると、日本からのツアーや、現地ツアーに参加したという方が多いです。
慣れない土地で短時間で効率よく移動する必要があるならば、ツアーを申し込んでおいた方がスムーズでしょう。
会場まではボルドー市街から車で1時間半くらいかかります。
車以外の交通手段はない場所なので、ツアーを利用してバスで行くのがベストです。
ツアーによって、集合場所も違いますが、
ボルドー中心部のカンコンス広場が集合場所となるツアーが多いです。
マラソン会場で着替えるのは難しいので、ホテルで仮装をしてから集合場所に行きましょう。
ハロウィンでもないのに仮装をして出かけるのは気が引けるかもしれませんが、早朝の集合であればおそらくフランスはまだ真っ暗ですし、メドックマラソンに参加する方が大勢いるので、どんな格好をしても不審者には見えません。
フェイスペイント（顔面へのメイク）をする方は、現地に着いてからメイクする方もいます。
これは、どちらでも大丈夫。
バスの中でも多少は身支度を整えられますし、マラソン大会に出る同志と一緒に記念撮影をするのも良いでしょう。
ツアーに参加するといいところは、バスに荷物を置いていけるところです。
マラソンをするときにはできるだけ身軽で走りたいですよね。
でも、直前まで持っておきたい物もある。
そういったときに、ツアー専用のバスがあるとかなり助かります。
おしまいに
メドックマラソンは、お祭り気分でワイワイ走れる、雰囲気の明るいマラソン大会です！
走りながらも、写真を撮ったり知らない人との交流が盛んにできます。
お互いの仮装についての話をしたり。
歌を歌ったり。
言語が違っても、マラソンやワイン、仮装といった言語以外で心を通わせることができる手段があるので、英語が話せなくても、フランス語がわからなくても、たくさんの方と交流ができますよ！
ランナーはみんなゼッケンをつけています。
お互いの名前が分かるので、ランナーから応援の意味を込めて呼ばれたり呼び返したりも。笑
沿道からの応援も嬉しいですよ＾＾
ぜひぜひ、うまいこと雰囲気に飲まれて楽しみましょう。
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