突然ですがみなさん、にんにくは好きですか?
パスタや炒め物には欠かせないにんにくは、癖になる味わいですよね。
そんなにんにくですが、赤ちゃんや小さい子供に食べさせてもいいのでしょうか?
離乳食の本やネットを見てみても、にんにくを使った離乳食のメニューは載っていませんよね。
そこで今回は、赤ちゃんや小さいお子さんをお持ちの方に向けて、にんにくを食べても大丈夫なのか、何歳から食べさせるのがおススメなのかをお話していきたいと思います。
にんにくは何歳から食べさせていいの?
はっきりと何歳からなら大丈夫!といった定義はありませんが、基本的には1歳を過ぎたころから少量ずつ、といった感じで記載されています。
にんにくは中国などでは生薬として漢方に取り入れられるほど薬効が認められているのだとか。
ということは、その分胃腸などへの刺激が強いということになります。
私の母がそうなのですが、実際に大人でもにんにくを多量に摂取すると胃もたれや消化不良などを引き起こしてしまう人もいるほどです。
赤ちゃんや小さい子供の場合は、胃腸の消化吸収能力が未発達のためより刺激が顕著に伝わり、消化不良や下痢等を起こしやすくなってしまうのです。
実際に市販されているレトルトの離乳食の原材料を確認すると、1歳前の離乳食にはほとんどにんにくが使用されていません。
そのため、実はにんにくは離乳食向きの食材ではないのです。
ですが1歳を過ぎてくると、少しずつ消化吸収能力が発達してきます。
そのため1歳から食べることができる子供用のカレーなどには、風味付けとしてにんにくが使用されていることが多いです。
この頃から家庭でも少しずつにんにくを与え始めると良いでしょう。
ですがもちろん子供によって体質などもあるため、与えた後に下痢などを繰り返す場合には、もうしばらく控えておくことをお勧めします。
子供・赤ちゃんににんにくを食べさせる際に気をつけること
では実際に赤ちゃんや子供ににんにくを与えるときの注意点やポイントについてお話していきますね。
先ほどもお話したように、にんにくは刺激物なので赤ちゃんや子供に与える際は少量ずつが原則となります。
スライスしたものをたっぷりと…というよりは、すりおろしたものをほんの耳かき程度加えたり、一緒に炒めて風味付けしたものを与えたりすることから始めましょう。
ちなみに、ごく稀ではありますがにんにくはアレルギー症状を引き起こす可能性があります。
そのため初めてにんにくを与える場合には、病院に連れていきやすい午前中に与えてから、食後の様子をしっかりと観察しましょう。
大人が食べる量のにんにくを食べられるようになるのは、早くても3歳以降です。
その場合も1度に量を増やすのではなく、徐々に与える量を増やしていってください。
大人が食べるものと別に用意することは非常に大変ですが、成長するにつれて食べられるものもどんどん増えていくので、楽しみながら食事作りができると良いですね。
まとめ
ついつい癖になって食べたくなってしまうにんにく料理ですが、赤ちゃんや子供にとっては刺激物となります。
ですが少量使用するだけでも料理に風味が加わりアクセントになるので、子どもにとっても新しい味の発見につながりますよね。
にんにくを与えるときは子供の様子を確認しつつ少量から、という点に注意して少しずつ食事ににんにくを取り入れてみましょう。