みなさんは、離乳食を作る際に電子レンジを使ったことはありますか?
作る際には電子レンジを使っていないという方でも、ストックしてある離乳食を解凍する際には使っていることが多いのではいないでしょうか。
毎食ごとに離乳食を1から手作りすることは、お母さんにとっても負担の大きいことですよね。
そんな時に電子レンジは非常に便利な存在です。
ですがその一方で、電子レンジを使って離乳食を作ったり解凍したりすると、電磁波が体に悪影響を及ぼす…なんて話を耳にすることがあります。
そこで今回は、離乳食に電子レンジを使用する上でのポイントや、離乳食を作る際の注意点などについてお話していきます。
離乳食を電子レンジで作ったり解凍するのは良くないの?
なぜ電子レンジでの離乳食の調理が良くないといわれているのでしょうか?
それは先ほどもお話したように、電子レンジから発せられる電磁波が影響しているようです。
電磁波の暴露を多量に受けた人体では、発がん性のリスクが挙げられています。特に子供では、白血病などのリスクが上がるといわれている研究結果もあるようです。
この電磁波が、電子レンジの場合は食材に当てられます。この結果、食材の遺伝子上の構造が変わってしまう、ということが問題視されているようです。
構造が変化した食材を口にすることで、子どもの体に何か悪影響があるのではないか…という点を心配されて、電子レンジの使用を控える方がいるのですね。
ですが、電磁波の影響で発がんするという因果関係が立証されているわけではありません。
また、現代の家庭では共働きの家庭も多く、毎食1から煮たり焼いたり手作りすることは親御さんにとっても大きな負担となってしまいます。
できるときは手作りで、平日の忙しいときは電子レンジをうまく活用して時間短縮できるようにしましょう。
また、電子レンジを使用することで食材の風味や味が落ちてしまう…ということも電子レンジの使用が懸念されている理由の一つです。
そのため、初めて食べる食材などは解凍ではなく出来立てを食べさせるなどすることで、この問題も解消できるのではないでしょうか。
むしろ電子レンジを使うおかげで栄養素を閉じ込めることができるじゃがいもなどの食材もあります。
あまり神経質になりすぎると疲れてしまうので、適度に手を抜きつつも楽しく離乳食づくりができるようにしましょう。
離乳食を作る際に気を付けたいこと
では実際に離乳食を作る際に注意する点についてお話していきます。
電子レンジ等を使う使わない関係なく、まずは清潔を保ちましょう。手洗いはもちろんですが、調理台や調理器具も清潔なものを使ってください。
特に冷凍する場合1週間程度は保存できるものがほとんどになります。赤ちゃんは胃腸が未発達でお腹を壊しやすいので、注意が必要です。
また、電子レンジを使って加熱する場合は、電子レンジ対応の食器を使用しましょう。
離乳食用の食器は電子レンジ不可のものが多いので、事前のチェックが必要です。
電子レンジの場合は、表面が熱くなっていても中にまだ熱が通っていない可能性があります。子供に食べさせる際にはよく確認してから与えましょう。
最近では様々な離乳食用の本やサイトが流通しているので、自分に合ったものを1つ見つけて使えば色々と参考になる知識を得ることができますよ。
おしまいに
電磁波が体に悪い…などと聞くと、電子レンジを使っていいのかどうか不安になってしまいますよね。
ですがほとんどのお母さんが、離乳食を作ったり解凍したりする過程で電子レンジを使っているので、そこまで怖がる心配はありません。
適度に力を抜くことで、離乳食が楽しい時間になるようにしていきましょう。