中途退職には、結婚、出産など慶祝するものばかりでなく、病気や独立起業、家庭の事情などによる場合もあります。退職者にとっては、複雑な心境の場合もあるので、司会者は言葉遣いなどに気をつけなければなりません。いずれの場合も、退職者が気持ちよく辞められるように、退職者の心情を思いやったうえで、激励の気持ちを込めて、新たな人生の船出をお祝いしましょう。
目次
プログラム
1 開会の言葉
2 上司の挨拶
3 乾杯
4 会食・歓談
5 部・課員の送別の言葉
6 余興
7 記念品の贈呈
8 退職者の挨拶
9 閉会の言葉
開会の言葉
それではこれより、〇〇さんの送別会を始めます。〇〇さんは平成○年に入社され、ずっと商業施設の開発一筋で頑張ってこられましたが、この度、めでたく結婚されることになり、○月○日をもちまして退社されることとなりました。優秀な女性が1人いなくなるのは寂しいのですが、おめでたい話なので、ぜひ、みなさん笑顔でお送りしましょう。本日は、時間の許す限り、〇〇さんとご歓談いただきたいと思います。
2 上司の挨拶
まずはじめに、〇〇さんが年開発事業部に配属されてから、娘のように可愛がっていたという〇〇部長から、一言ご挨拶をいただきたいと思います。〇〇部長、お願いいたします。
3 乾杯
それでは、〇〇さんの末長い幸せをお祈りして、乾杯とまいりましょう。みなさん、グラスの用意はよろしいでしょうか。乾杯の音頭は〇〇次長にとっていただきます。
4 会食・歓談
ありがとうございました。
今夜は〇〇さんの好きな生春巻きもございます。お好みのものを召し上がりながら、おくつろぎください。
5 部・課員の送別の言葉
さて、この辺りで、〇〇さんへ、みなさんから一言ずつご挨拶を差し上げましょう。では、山田さんから時計回りでお願いいたします。
6 余興
大変賑やかに楽しんでいただいていますが、ここで〇〇さんと同期の石川花子さんに歌を披露していただきたいと思います。石川さん、お願いします。
7 記念品の贈呈
ここで、私たち都市開発事業部から〇〇さんに記念品をお贈りしたいと思います。ささやかですが、〇〇さんの新婚生活に役立てばと思い、有田焼きの鍋を選びました。前川さんからお受け取りください。
8 退職者の挨拶
では最後に、4ヶ月後の6月9日に晴れて結婚なさいます〇〇さんから、一言ご挨拶をいただきたいと思います。〇〇さん、お願いいたします。
9 閉会の言葉
そろそろお開きの時間が近づいてきました。これをもちまして、〇〇さんの送別会をお開きといたします。本日はどうもありがとうございました。〇〇さん、ときどきは元気な顔を見せてくださいね。ではみなさん、〇〇さんを盛大な拍手でお送りしましょう。
おしまいに
最後にポイントを
(1)雰囲気がしめっぽくならないように、明るい雰囲気づくりを心がけます。
(2)司会者が部員を代表して、記念品に込めた思いを簡単に説明すると良いでしょう。
(3)退職したからといって縁が切れるわけではありません。今後の付き合いについて触れておくと、退職者も気持ちよく辞められるでしょう。