離婚の際、両親のどちらかが別れた子供に会う権利を与えられるというのはよくある話ですが、
大好きなペットの犬の場合はどうなるのでしょうか。
離婚したけど経済的な問題で泣く泣くペットを相手に譲ってしまった方は多く、のちに「犬に会いたい」と悩む人も多いです。
解決策は「これがいいです」とベストな回答がポンとあるわけではありません。なぜなら、当事者にしかわからない事情があるからです。
ここでは、2人にとってのベストな解決策を出せるヒントを提供できればと思います。
目次
離婚したが犬に会いたい時はどうすればいい?
例えば、バルセロナではこれに関する問題で裁判所が行われたことがあり、結果的には「ペットの犬は子供同様に扱われるべきではない」という判決が下されました。
また別の夫婦の話では、別居したばかりの時には男性が溺愛していた犬を会いに来てもいいと妻から言われていたが、のちに男性の訪問を断られるようになった。
これに怒った男性は、地裁に提訴したところ、特定の時間に犬を訪問することを許されました。
男性の喜びは束の間、バルセロナの控訴審は地裁の判決を覆したのです。
離婚訴訟でペットを子供と同等に扱う前例をつくったということを理由に、判決が覆されてしまい、男性は敗訴しました・・。
では、日本の場合は?
ペットとの面会のルールを離婚調停で決められる?
「ペットを引き取ることはできないが、離婚後も定期的に会いたい」という場合、ペットとの面会について離婚調停で取り決めることはできるのでしょうか。
可愛がっていたペットに会えないのは辛すぎる。ということで、離婚後もペットに会いたいという人はいます。
こんな時、どうしたらいいのでしょうか。
犬(ペット)との面会のルールは、夫婦間の話合いだけでも決めておくことはできますが、離婚調停でも決めることができるのです。
調停調書にも記載できるので、面会の頻度や面会方法、そしてペットが高齢になったときの医療費や看護についても可能な範囲で話し合って決めておくと後々揉めることがないのでオススメします。
子どもに見てきてもらう
もし、お子さんがいて真剣を妻が持っている場合は、面会で元旦那さんに会いに行った子どもに犬を見てきてもらって感想をもらうというのも、元気な様子が間接的にではありますが感じとれるので一つの方法だと思います。
大切な犬なら、元気に過ごしているかどうか、やはりきになるところですよね。子どもたちから「元気だったよ〜!」なんて聞くと安心するはずです。
子どもが元旦那さんに会いにいけるようであれば、ペットの様子を帰ってきたときにレポートしてもらいましょう!
元旦那さんに犬の写真や動画をラインで送ってもらう
元旦那さんにラインで写真や動画を送ってもらうのはどうでしょう。実際には会えないけれど、元気な姿を見ることができます。
写真なんて見たら、余計に会いたくなっちゃいますかね?
きっと、相変わらずイタズラなどをして遊んでいる犬の姿を見たり、美味しいおやつを食べさせてもらったり、きれいに毛並みを整えてもらっているなど、幸せそうな様子を見て安心するのではないでしょうか。
やっぱり、大好きな犬には幸せでいてもらうのが一番ですからね。幸せな姿を見て、自分も幸せな気持ちになるはずです。
でも、どうしても辛いよ・・。会いたいよ・・・。
写真を見たら余計に辛くなった。もっともっと会いたくなった!!
そんな時は・・・
元旦那さんともう一度話し合う
結婚期間中に2人で飼い始めたペットはある意味2人のお子さんのような存在です。ただ、子どもと違うのは犬は人間ではないということ。当然、犬の権利や意思を持ち出すことはできないですよね。2人で話し合って、お互いの納得のいく結論を出すしかありません。
期間を決めて交代で面倒を見る
元旦那さんと「1週間交代で面倒を見る」など、タイムシェアする方法もあります。
犬にとっては環境がコロコロ変わるので戸惑うかもしれませんが、2人とも犬にとっては信頼している飼い主です。しばらくすれば慣れてくる可能性もあります。ただ、犬が環境の変化に馴染むかどうかは、実際にやってみなければわからない面もあります。
また、生き物のタイムシェアをする場合、安易にやってはいけません。細かく決めておくことがいくつかあります。例えばケガや病気などの時に、どちらの責任なのかその所在をはっきりさせることが重要になります。
信頼できる第三者を飼い主に
信頼できる第三者に預けることによって、好きな時に会いに行けるようにするという方法があります。
たとえば、妻の実家や兄弟の家。あるいは夫婦の共通の友人で犬を飼いたがっている人などに預けるなど。第三者が見つからなければ難しいですが、契約書などをきちんと作れば一番公平で無理のない解決策です。
おしまいに
夫婦で話し合って、お互いに納得のいく結論を出すのが一番です。
夫婦もペットもみんなが気持ちよく過ごせる選択肢を考えましょう。