今年もあっという間に寒い季節になりましたね。お正月が過ぎればすぐに恵方巻の時期がやってきます。
2020年はどの方角を向いて食べるのか、チェックしていますか?
食べる直前に慌ててチェックする…なんて方も多いのではないでしょうか。
また、食べている最中に喋ってはいけないということは有名ですが、これもしっかり守っている人は少ないのでは(私もその一人です…)?
そこで今回は恵方巻について、由来や意味についてお伝えしていきます。もちろん2020年の方角についてもしっかりお伝えしていきますよ!
恵方巻の方角の決め方は?誰が決めるの?恵方は毎年変わる!
恵方巻きの方角は毎年変わりますよね。
「この方角は一体誰が決めているの?」と気になる方もいると思います。
実は、恵方の方角を決めている人はいないのです。
その年の縁起の良い方角を「恵方」と呼びます。
歳徳神というその年の福徳に関わる神様がいる方角だとか。
というわけで、その年の神様がいる方角が今年の恵方であり、恵方巻を食べるときに向く方角になるということですね。
そのため神様のいる方位は毎年変わるので、毎年恵方も変わるというわけです。
毎年の恵方は西暦の下1桁によって決められるそうで…
西暦の下1桁が4と9の場合は東北東微東、5と0の場合は西南西微西、6と1の場合は南南東微南、7と2の場合は北北西微北、8と3の場合は南南東微南となります。
うーん、なんだか漢字が並んでややこしいですね…
でも実は4つの恵方を5年ごとに繰り返しているそうで、そう考えると意外と単純な法則なのかもしれません。
この法則で考えると2020年は下1桁が0なので、恵方は西南西微西となりますね。
2020年は西南西微西(わかりやすくいうと西南西のやや西)の方角を向いて恵方巻を食べるようです。
恵方巻を黙って食べる理由は?うっかり喋っちゃったらどうなるの?
恵方巻は食べ終わるまで黙って食べる、長いまま食べる、など色々と食べる際にルールがあるのは有名ですが、なぜなのでしょうか。
恵方巻は、その年の恵方を向いて食べることで幸福がその方角から恵方巻に伝わるそうです。そしてその恵方巻を口にすることで幸福を体の中に取り込むのだとか。
食べる途中で喋ってはいけないのは、幸福を取り込む際に邪魔が入らないようにするためだそうです。
途中で喋ってしまうと幸福が逃げてしまうそうで。それは困りますよね。
そんなこととは知らずに、私は今まで喋りながら食べてしまった年もありました。幸福を逃していたんでしょうか…
ちなみにこれ以外のルールとしては、恵方巻を食べるときに切り分けてはいけないそうです。1本丸ごとガブっといくということですね。
恵方巻が太巻きでなおかつ長いのは、福を巻き込むという伝えがあるからだそうで。具材は幸福の象徴である七福神にちなみ7種類です。
そのため切り分けると、そこから福が逃げて行ってしまうらしく、そのまま食べることが推奨されています。
また、これと同じような理由で「食べるときに口を離してはいけない。」というルールもたまに耳にしますが、これは必ずしも守らなければならないルールではないようで。
誰とも喋らず、恵方巻の途中で他の料理に手を付けるなどしなければ、ゆっくり食べても大丈夫です。
恵方巻きを食べる時は、笑って食べる?
なんと、恵方巻きを食べるときは「笑いながら食べる」という言い伝えもあります。笑
先ほど、黙って食べるというルールを紹介したばかりなので戸惑いますよね。
笑って食べるという風習についても、理由を解説しますね。
恵方を向いて、
まず大笑いしてから恵方巻きを食べる
というもの。
邪気を笑いではじき飛ばす!笑う門には福来たる!!
という意味がこの風習には込められています。
恵方巻きを笑って食べる時も、願い事をしている間は喋らずに食べるというのがルールです。
新春を笑いからはじめるというのは、ポジティブな行動ですよね。
色々と変化も多い季節だけど、前を向いて頑張っていこうぜ!という気持ちになれそうで、これはこれで素敵な風習だと思います。
おしまいに
さて、ここまで2020年の恵方や食べ方のルールについてお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか。
なんとなくニュースなどから情報を得て、恵方巻を食べていた人も多いと思いますが、恵方のルールを知っておけば西暦から自分で恵方を知ることができますね。
堅苦しく考えずに、その年の恵方を向き黙って食べれば大丈夫。
恵方巻という日本の文化を楽しみながら食べましょう。