みなさんは、弘法山古墳という名前をご存じですか?
読み方は、「こうぼうやまこふん」です。
弘法山古墳とは、長野県松本市にある古墳で、東日本の中でも最も古い3世紀末~4世紀ごろに作られた前方後方墳です。
鏡や鉄拳などの出土品も発見されているようですね。
名前は聞いたことある!という方もいるかもしれません。
ですが、実際に行かれた方は少ないのではないでしょうか?
古墳というと大昔のお墓というイメージですが、この弘法山古墳では古墳の周辺にたくさんの桜の木が植えられており、春には絶好のお花見スポットになるのです。
そこで今回は、弘法山古墳でのお花見に興味がある方たちに向けて、お花見する上での注意点や桜の見どころなどをお伝えしていきます。
弘法山古墳の桜|駐車場について
弘法山古墳には、無料駐車場が15台分しかありません。
お花見シーズンは観光客でいっぱいになるので、駐車場はほぼ満車であると考えて良いでしょう。
口コミを確認しても、やはり駐車場は常に満車状態との声が多いですね。
古墳から1キロ以上離れたところにいくつか有料の駐車場があるようですが、距離があるので遠方から車で行くという方は注意してください。
電車やバスを使って行くこともできるので、検討しておくのも良いでしょう。
ただのちほどお話ししますが、弘法山古墳桜まつりというお祭りが開催されている期間中は、お祭り会場に臨時で駐車場が増えるようです。
商工会のHPに毎年詳細が掲載されているようなので、確認しておきましょう。
弘法山古墳の桜|アクセス方法は?
さて、先ほどもお話ししましたが、弘法山古墳へは交通機関でも向かうことができます。
電車の場合はJRの松本駅で下車し、徒歩4分の所にある松本バスターミナルへ向かいます。
そこから並柳団地線にて15分ほど乗車し、「弘法山古墳入り口」という駅で下車します。
さらにそこから10分ほど歩くと到着です。
ちなみに車での来場の場合は、長野自動車道の松本ICから20分ほどで到着です。
駐車場の混雑を考えると、可能ならば交通機関を使う方がスムーズに到着できるかもしれません。
弘法山古墳の桜|桜の見頃は?
例年の見頃は4月上旬~4月中旬ごろのようです。
ただし、その年の気象状況などによって多少の前後があるので、弘法山古墳のある並柳商工会のHPにある桜の開花情報を参考にすると良いでしょう。
弘法山古墳の桜|桜の見どころは?
弘法山古墳は、約650mの高さの弘法山の山頂にあります。
そして山全体にソメイヨシノ・山桜などの桜の木が約4000本植えられており、絶景が広がっているのです。
満開時には山全体がピンク色に染まるのだとか。
山頂に上ることで、北アルプスや松本市の様子も一緒に見ることができるので、おススメですよ。
そのまま鑑賞しても美しい桜ですが、ライトアップによりひと際美しい景色を見ることができます。
弘法山古墳の桜のライトアップは、松本城の桜がライトアップされる4月上旬~4月下旬に同時開催されます。
ただこれもその年によって異なる場合があるので、事前のチェックが必要ですね。
弘法山古墳の桜のライトアップは、提灯の点灯により行われます。
光の回廊と呼ばれ、19時~21時の間に弘法山古墳登り口から頂上までの両側をライトアップします。
桜がライトアップされた道を歩くのは、とても幻想的ですね。
このライトアップは、先ほどお話した弘法山古墳桜まつりの1つです。
お祭りでは桜だけでなく、寄席や音楽祭など他にも見どころがたくさんあるので、ぜひ足を運んでみてくださいね。
おしまいに
山全体に桜が植えられているというお花見スポットは、なかなか珍しいのではないでしょうか?
お花見だけでなく古墳を近くで見ることで、歴史を身近に感じることができるかもしれません。
今まで弘法山古墳には行ったことがない…という方はぜひこの機会にお花見をしてみてくださいね。