2歳前後のお子さんをお持ちの方にとって、食事は悩みの種ではないでしょうか?
2歳ごろになると、1歳の時と比較するとさらに自我が芽生え、自己主張が活発になります。
ですが、まだこちらの指示に素直に従うことはできません。イヤイヤ期と呼ばれている時期ですね。
自分の思い通りにならないと奇声をあげたり、癇癪を起こしたりするお子さんも多いのではないでしょうか?
特に食事では、子どもが食べてくれるようにと考えて作った食事をぐしゃぐしゃにされたり、見向きもされなかったりすると、こちらもイライラしてしまいます。
そこで今回は、お菓子ばかり欲しがってご飯は食べてくれない…そんな悩みをお持ちの方に向けて、対処法をお話していきます。
目次
2歳の子供がご飯を食べないでお菓子ばかり食べたがる!対処法(1)お菓子の量を決めて子どもに伝える
対処法一つ目は、お菓子の量を決めてあらかじめ子どもに伝える。欲しがってもそれ以上は絶対に与えない。ということです。
私にも2歳の娘がいますが、幸い食べることが大好きなので、基本的にはお菓子をおやつの時間に食べてもその後の食事に支障が出ることはありません。特に好き嫌いもないです。
ですが、やはりお菓子を食べすぎてしまうと、その後の食事の進みが悪いなと感じたことは多々あります。
そこであらかじめおやつの際のお菓子の量を少なめに決めて、子どもに伝えます。「今日はこれだけだよ。大事に食べてね。」といった感じで伝えていました。
お菓子を食べ終わった後にもっと欲しいと要求されても、絶対にあげないでください。
子供によっては癇癪を起こしたり泣き叫んだりする子もいますが、ここであげてしまうと意味がありません。心を鬼にしましょう。
また、同じような対処法ですがお菓子を欲しがった際に、「ご飯を食べてからね」と伝えるのも良いでしょう。
毎日言い聞かせているうちに、子どもも学習していきます。そしてお菓子をご飯前に食べないということが習慣化されていきます。
泣かれるくらいなら、お菓子をあげた方が楽…そう感じる方は多いですよね。実際に私も娘が泣いたときには、それで静かになるならとお菓子をあげてしまうことがありました。
ですが意外と子どもはすぐに泣いていたことを忘れて、違う遊びを始めたりすることも多いのです。
娘も10分ほど泣きますが、しばらくそのままにさせておくと、そのうちにケロッとしておもちゃで遊び始めています。
泣き声を聞いたり癇癪を起こされたりすると辛いですが、断固としてお菓子は上げないようにしましょう。
2歳の子供がご飯を食べないでお菓子ばかり食べたがる!対処法(2)お菓子を子どもから見えない場所に置く
2つ目の対処法は、お菓子を子どもから見えない場所に置く・手の届かない位置に置くことです。
遊びに夢中になってお菓子のことを忘れていたのに、ふと目に入った瞬間からお菓子を欲しがるようになった…なんて経験をされた方はいませんか?
このようなことを防止するために、お菓子を見えないところに隠しておきましょう。
また、2歳になると勝手にお菓子を袋から出して食べてしまうといったこともできるようになります。
そのため、もしお菓子が見つかっても届かない場所に置いておくことをお勧めします。
万が一お菓子が見つかってしまった場合は、上の項目でお話したように対処しましょう。
2歳の子供がご飯を食べないでお菓子ばかり食べたがる!対処法(3)おにぎりやサンドイッチをあげてみる
栄養が気になる場合は、おやつの時間にスナックなどではなく、おにぎりやサンドイッチなどをあげてみる。
以前私の友人に、子どもがおやつを食べてご飯を食べないため、おやつの時間に夕食用のおかずを一緒に出したところ食べてくれた…という人がいました。
どうしてもお菓子を欲しがっている場合には、腹持ちの良い炭水化物やおかずなどをあげてみるのも良いですね。
ですが本当はやはり、3度の食事をしっかり食べて生活リズムを付けることが望ましいのでこの方法は最終手段にしましょう。
2歳の子供がご飯を食べないでお菓子ばかり食べたがる!対処法(4)食卓を楽しい雰囲気にする
対処法の4つ目は、食卓を楽しい雰囲気にすることです♪
家族が楽しく会話しながら食事をとっていたら、その輪の中に入りたくなりますよね。
食事の時間は楽しい時間であることを感じることができるようにしましょう。「おいしいね」などの声掛けもとても大切です。
2歳児が風邪のときにお菓子しか食べない場合は?
風邪をひいている時って、大人でも元気がなくなり、食欲も減退します。
ただ、おかゆは食べなくても子ども用のビスケットなどお菓子なら食べるという子もいます。
親心としては、体のためにおお菓子よりご飯を食べて欲しい、、、と思ってしまいますよね。
そういう場合は、どうしたら良いのでしょうか。
嘔吐している場合は、無理に食べさせないほうがいい・・・というのが一般論です。
しかし、下痢の場合は、食欲があるのなら食べても大丈夫です。
1歳半〜2歳頃であれば、断乳も終えたころです。
お子さんが、コップで上手に飲むことができるのならば、子ども用ポカリを与えてみるのも良いでしょう。
▼子ども用ポカリはこちら
水分を与えるときは、ゆっくり、少しずつ…がポイントです。
もし、幼児用ビスケットを食べてくれるならば、食べないよりはいいです。
体調が悪い時は食欲が落ちているもの。
大人でも、水分をとるのがやっとだったり、好きなフルーツやヨーグルトなど口に合ったものしか食べたくないと感じますよね。
なので、無理にあれこれ食べさせる必要はないです。
風邪(下痢をしている場合)の時にお菓子を食べさせる際に気をつけたいことが一つあります。
それは、下痢の時期は普段より消化力が落ちているので、甘いものばかり与えるとますます食欲が落ちてしまうということです。
この点を考えながら、食べさせてあげるようにしてください。
脱水にならないように水分だけはちょっとずつでもいいので必ずあげてくださいね。
ゆっくり休んで落ち着いた頃になると、だんだん食欲も出てきます。
あまりにも食べない、あるいは嘔吐や下痢がひどい時にはすぐにかかりつけの病院に連れて行きましょう。
また、病院からもらったお薬などでも下痢の状態が続くことがあります。
これは、医師の指示をしっかり聞いて対応します。
最後に、風邪の時にお菓子しか食べない時の対応について、まとめます。
①病院で診てもらったけれども、食欲がもどらず、症状がひどいのであれば、薬の残り量を気にせずに病院に行く。
②少しずつ元気は出てきたが、嘔吐が続く→無理に食べさせない。水分の摂取を心がける。柔らかく煮たうどんやおかゆを少しずつ食べさせる。幼児用ビスケットを食べたがるようなら、少し食べさせて様子を見る。念の為、翌日に病院に行く。
③熱も嘔吐もなく、下痢のみの症状。元気はあるが食欲がない場合→お菓子ではなく、食事を少しずつ与えてみる。普通食でも良い。食事ができるのであれば、家で様子を見る。病院からもらった薬があるのであれば、それを飲みきるまで自宅で様子を見る。
おしまいに
もちろん、これらの対処法を実践してもお菓子を欲しがるお子さんもいるかもしれません。
ですが、毎日の継続が大事です。
日々の環境づくりや声掛けなどを意識して、お子さんと楽しく食卓を囲むことができるようにしていきましょう。