2024年3月21日、大谷翔平選手の通訳として知られる水原一平さんが、違法賭博の疑いでロサンゼルス・ドジャースから解雇されました。
水原さんが関与したとされる違法賭博は、「ブックメーカー」という形態で行われていたと報じられています。
ブックメーカーとは何なのでしょうか。
目次
ブックメーカーとは?ギャンブル依存の水原一平が違法賭博で利用
ブックメーカーとは、スポーツの試合結果や政治的イベントなどに賭けることができる企業や個人のことを指します。
賭けのオッズを設定し、顧客がそのオッズに基づいて賭けを行います。
オッズは、ある出来事が起こる確率と見なされる数値です。
例えば、サッカーの試合でAチームが勝つオッズが2.0であれば、顧客がAチームの勝利に100円を賭けた場合、Aチームが実際に勝ったら200円が返ってくることを意味します(利益は100円)。
合法的に運営されている地域もあれば、違法とされる地域もあります。アメリカでは、州によって合法性が異なります。
米メディアによると、全米50州のうち40州近くでスポーツ賭博が合法化されている。
ブックメーカーのビジネスモデルは、オッズの設定により利益を得ることにあり、顧客は自宅にいながらオンラインで簡単に賭けを行うことができます。
しかし、ギャンブル依存症や試合操作などの問題も指摘されています。
水原一平さんは、自身をギャンブル依存症だと告白しており、この問題に深く関与していたことが伺えます。
スポーツ賭博|ドジャース対パドレス戦でも
大手の賭博サイトでは、1試合ごとに賭けの対象になっています。
例えば山本由伸投手が大リーグデビューする2024年3月21日のドジャース対パドレス戦では、ドジャースの勝利には約1・5倍、パドレスの勝利には2・6倍のオッズがついています。
出典:Yahoo!ニュース
水原一平の違法賭博|事件概要
通訳の水原一平さんがドジャースから解雇された違法賭博事件。
問題の核心は、スポーツ賭博が合法か違法かという議論ではなく、水原氏が大谷選手の口座からお金を「窃盗した」という事実に焦点を当てています。
水原一平の違法賭博|報道内容
水原さんは、大谷選手の資金を不正に使用し、ブックメーカーでの賭博に関与しました。
この問題は大谷選手側の弁護士によって発表されました。
水原氏の主張は「違法だとは知らなかった」ということですが、スポーツ賭博の合法性に関する知識の有無はこの状況での弁解にはなり得ないと厳しく非難されています。
もし水原氏が他の州でスポーツ賭博が合法であることを理由に、自分の行動が許されると考えていたとしても、大谷選手の口座からの窃盗行為の疑惑を正当化するものではありません。
仮に窃盗が事実である場合、これは犯罪行為であり、その行為自体が問題の核心となります。
水原一平の違法賭博|大谷翔平も処罰対象?
窃盗ではなく大谷選手がこの事実を知っていて、何らかの形でこれを容認していたことが判明した場合、大谷選手も捜査や処罰の対象となる可能性があります。
もし大谷選手が水原氏の行為を知っていてそれを支持または許容していたならば、大谷選手も犯罪行為に関与しているとみなされるからです。
二転三転する水原氏の主張|大谷翔平の賭博に関与?
水原氏は当初、大谷選手に借金の肩代わりを依頼したと話していました。
「彼(大谷選手)は(賭博について)快く思っておらず、二度とこのようなことがないように助けてくれると言った。私のために支払いを決めた」
しかし2024年3月20日の取材ではこの発言を撤回し、水原氏の賭博による借金を大谷選手は知らず、大谷選手はブックメーカーに送金していないと述べたといいます。
出典:https://www.yomiuri.co.jp/sports/mlb/20240321-OYT1T50085/
賭博の規模
米スポーツ専門局ESPNの報道によれば、大谷選手の口座から少なくとも450万ドル(約6億8000万円)を違法なブックメーカーに送金したとされています。
出典:https://www.yomiuri.co.jp/sports/mlb/20240321-OYT1T50085/
水原氏が起こした違法賭博の問題は、大谷選手の代理人や法律事務所を通じて明らかになり、水原さんはドジャースから解雇されました。
水原一平さんの今後
水原一平さんに関する報道では、大谷選手の資金を不正に使用し、数百万ドルをブックメーカーでの賭博に使ったとされています。
大谷選手の被害金額は数億円にも上ると言われており、水原氏は職を失うだけでなく、法的な問題も発生しています。
アメリカの法律において、違法賭博への関与は重罪にあたり、有罪判決が出れば刑事罰が科される可能性があります。
水原さんがスポーツ業界から引退するかどうかについては、現時点では不明ですが、このスキャンダルが水原氏のキャリアにとって大きな打撃となることは確実です。
ネット上やSNSの声・意見
まとめ
ブックメーカーは、スポーツの試合結果や政治的イベントなどに賭けることができる企業や個人を指し、賭けのオッズを設定して顧客が賭けを行う仕組みです。
オッズは、ある出来事の起こる確率を示し、合法的に運営されている地域もあれば、違法とされる地域もあります。
アメリカでは州によって合法性が異なり、全米50州のうち40州近くでスポーツ賭博が合法化されています。
しかし、ギャンブル依存症や試合操作などの問題も指摘されており、水原一平さんは自身をギャンブル依存症だと告白しています。
水原さんは大谷翔平選手の通訳として知られていましたが、違法賭博の疑いでロサンゼルス・ドジャースから解雇されました。
問題の核心は、スポーツ賭博の合法・違法の議論ではなく、水原氏が大谷選手の口座からお金を不正に使用した疑いにあります。
水原氏は大谷選手の資金をブックメーカーでの賭博に使用し、少なくとも450万ドル(約6億8000万円)を違法なブックメーカーに送金したとされています。
この行為は犯罪行為であり、水原氏は職を失うだけでなく、法的な問題に直面しています。
SNS上では、賭博が合法か違法かという問題よりも、大谷選手の口座からの窃盗が問題だという声や、メジャーリーガーが賭博に手を出すリスクについての意見が交わされています。
水原氏がどのようにギャンブル依存症と向き合っていくか、そしてこのスキャンダルが彼のキャリアにどのような影響を与えるかが注目されています。