2017年に、とある毛髪クリニックを運営する会社が、「髪の悩み」についての大規模なアンケート調査を行いました。
その結果、41%の男性が、
「抜け毛」「薄毛」や「脱毛」に悩みを持っていると回答しました。
このアンケートに回答した方の年代は、10代〜60代です。
多くの男性は抜け毛が気になっているようです。
抜け毛を気にしすぎてしまうと、そのことがストレスになってしまう可能性があります。
ストレスは抜け毛が増える原因にもなりますので、悩む前にまずはできる対策を実践しましょう!
抜け毛対策のポイントは、大きく2つあります。
1つめは、頭皮を清潔に保つこと。
2つめは、頭皮の血行をよくすること。
これは、髪の毛へ充分に栄養が行き渡るようにするためです。
ポイントがわかったところで、まずは「抜け毛チェック」からしていきましょう。
目次
頭皮のかたさで「抜け毛」チェック!
両手で頭皮をもんでみよう
参照:@DIME
両手を頭の上にのせて、指で頭皮をつかんでみましょう。
指に少し力を入れて、頭皮を前後左右に動かします。
このとき、頭皮が動かない人は「抜け毛」要注意です!
地肌の血行が悪く、発毛に必要な栄養が届いていない可能性が高いです。
「抜け毛」の原因はこれだ!
抜け毛の原因は、主に頭皮にあります。
まずは、頭皮の汚れをしっかりと落とし、清潔に保つことが大切。
また、生活習慣を整えることも大切です。
これらに気をつけることで、抜け毛の原因を取り除くことができます。
首や肩のコリ
首や肩はこっていませんか?
こっていると、頭に向かう血液の流れが滞りやすくなり、頭皮の血行が悪くなります。
その結果、毛髪に充分な栄養が届きにくくなってしまうのです。
タバコやアルコール
タバコやアルコールは頭皮の血行不良を招きます。
また、タバコに含まれるニコチンは髪の健康に必要なビタミンCを破壊します。
食生活やストレス
油分や塩分の過剰な摂取は、頭皮の毛穴をつまらせます。
また、老化を促して抜け毛を引き起こします。
ストレスは血管を収縮させて血行不良を起こし、発毛を妨げます。
シャンプーのすすぎ残し
シャンプーの際に、しっかりすすがないと、シャンプー剤が毛穴にたまります。
すると、皮脂分泌が過剰になって毛穴をつまらせてしまいます。
シャンプーや皮脂で毛穴がふさがることで、髪が育つのに支障が出てしまうのです。
毛穴の皮脂汚れのつまり
毛穴に皮脂がたまっていると、髪の毛は窒息状態になります。
同時に、発毛も妨げられます。
汚れた頭のままで何日も過ごしたり、正しくシャンプーがなされていないと、毛穴に皮脂汚れがつまってしまいます。
朝シャンはあまりおすすめではない
朝シャンは、目が覚めてスッキリして気持ちがいいですよね。
しかし、髪が育つ環境を考えると、夜にシャンプーをした方が良さそうです。
髪が育つ夜の時間帯に頭皮の毛穴が皮脂や汚れでふさがれている状態は良くないのです。
また、時間のない朝に急いで朝シャンをすると、
ゴシゴシ洗ったり、シャンプーをすすぎ残してしまったりと、
髪や頭皮を傷める原因を作ってしまいます。
髪と頭皮のためには、夜のシャンプーをおすすめします。
どうしても、朝シャンしたいという方は、
夜にしっかりとシャンプーをして汚れを落としてから寝て、
朝は眠気覚ましにシャワーを浴びるのみにするのもいいかもしれません。
紫外線
紫外線は頭皮や毛穴に刺激を与えて髪を傷め、抜け毛を促進させてしまいます。
特に日差しが強い日には、通気性の良い帽子をかぶることをおすすめします。
今日から始める「抜け毛」対策
ボディソープ、入浴剤もしっかりと洗い流すのがポイント
ボディソープや入浴剤が頭皮についてしまうときもありますよね。
そんなとき、しっかりと洗い流して汚れを落としておかないと頭皮にダメージを与える可能性があります。
お風呂から出るときに、頭からシャワーをさっと浴びて、
髪や頭皮についたものを全て落としきりましょう。
ゴシゴシとこすらない。頭皮はやさ〜しく洗おう
このような、剣山のような形をしたシャンプーブラシってありますよね。
「毛穴の汚れをガッツリ落としたい!」という方は使っているかもしれません。
しかし、こういったアイテムにもちょっと注意が必要なんです。
このようなブラシでゴシゴシとこすりながらシャンプーをするのはNGです。
頭皮をひどく傷めてしまうからです。
「かゆい部分をこれでゴシゴシするとスッキリするんだよな〜!」
という気持ちもわかるのですが、
そういったときは爪を立てずに指の腹で洗うのが鉄則です!
シャンプーをするときは、あわ立ててから洗おう
直接シャンプーを頭皮につけないようにしましょう。
直接つけてしまうと、すすいでも頭皮にシャンプーが残りやすくなってしまいます。
必ずあわ立ててから洗いましょう!泡が髪を摩擦から守ってくれるので髪を傷めることがありません。
抜け毛に効く「血行促進のツボ」がある!
あまり知られていないかもしれませんが、抜け毛に効くツボがあります。
手軽にできて抜け毛も防げるなら、やるしかありませんね!
早速、そのツボがどこにあるのか見ていきましょう。
赤い星★でマークされているところが、ツボの場所です。
百会(ひゃくえ)
左右の耳の穴を結ぶ線とまゆ毛の間の線が頭頂部で交差するところが「百会(ひゃくえ)」です。
つむじの位置とは関係がないので注意しましょう。
両手の中指を重ねてツボにあてて、5回くらい指の腹で押します。
「百会(ひゃくえ)」は、自律神経を整える効果もあります。
自律神経が整うことで、不眠症の改善やストレスの緩和にも効果が期待できます。
完骨(かんこつ)
耳の後ろの下の方にある、くぼんでいるところ。
耳の後ろに骨の膨らみ(乳様突起)があると思いますが、その下の後ろ側にある部分です。
ここを、親指でゆっくりと3〜5回指の腹で押します。
ちなみに「完骨(かんこつ)」は頭痛や首のこり、顔のむくみなどにも効果があります。
中府(ちゅうふ)
肩に近いあたりの鎖骨の下側のくぼみから親指の幅1本くらい下の場所にあるのが、「中府(ちゅうふ)」です。
座った状態で、親指を除く4本の指でこねるようにもみましょう。
目安は5回くらいです。
ちなみに「中府(ちゅうふ)」は、肺疾患によく使われるツボです。
特に咳などが続いている人は、ここに鍼や灸をすると症状が和らぎます。
腎穴(じんけつ)
手のひら側の小指の第一関節の中央にあります。
親指で3秒ほど押し当てて、離しましょう。
これを3回繰り返してください。
鍼灸師の先生も、
「腎穴は、髪にまつわるトラブルを予防し、美しい髪を保つツボです( ^ω^ )」
とおっしゃっていました。
失眠(しつみん)
かかとの中央にあります。
あぐらをかいて座り、にぎりこぶしの人差し指の出っ張りで押しましょう。
左右5〜10回が目安です。
ダンボールに小石を入れて、その中を裸足で足踏みする、「石踏み刺激」でもOKです。
小石は河原で拾ってくるほか、ホームセンターや園芸用品を取り扱うお店でも手に入れることができます。
小さすぎる小石だと、踏んだときに足の裏が痛くなってしまうことがあるので、
このような、少し大きめの玉砂利がオススメです。
なるべく、ざらつきがなく角がとがっていない、つるんとした小石が石踏みには適しています。
石踏みをするときは、かかとを意識して「ゆっくり、しっかり、踏みしめるイメージ」で行いましょう。
おしまいに
いかがでしたでしょうか。
ここまで、
男性の抜け毛の原因と対策について見てきました。
幅広い年代で悩みを持っている方が多い「抜け毛問題」。
生理現象だからと何もせずに諦めてしまうのはまだ早いです。
シャンプーのすすぎ方や、生活習慣、ツボ押しなど、
今回紹介した対策方法は今すぐ始められるものもあるので、ぜひ実践してみてください!
コメントを残す