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風邪には適度に塩を入れた麦茶!栄養ドリンクで体の疲れは取れない

風邪をひいた時は体力の消耗が激しく、水分が失われがち。それを効果的に補うために、吸収性の良いスポーツドリンクを飲むと効果的であるという考え方があります。ミネラルバランスも良く、体液に近い組成を持つとされますが、果たして効果はあるのでしょうか?

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風邪のときのスポーツドリンク説は正しいのか

風邪をひいて熱を出してしまった時は、体の中で免疫機能が働き、風邪のウイルスと戦うために体温が上がり、汗をかきます。

そのまま放っておくと脱水症状が起こり、発汗によりナトリウムやカリウムも体外に排出されてしまいます。このことから、風邪をひいた時は失われた栄養素と水分を補うためにスポーツドリンクを飲むと良い、という説があるようです。

これは、正しいのでしょうか?

スポーツドリンクは、体液よりもイオン濃度が少し濃いものがあるようです。それによって、失われたナトリウムなどを素早く補うわけですが、濃度が濃いとどうしてもまたすぐに喉が渇いて飲みたくなってしまいます。塩分の強いラーメンを食べた後に喉が乾きますが、これと同じことが起こってしまうのです。

本来、人の体は、内側に水分が十分にあれば口渇しないようにできていますが、イオン濃度の高いスポーツドリンクは、飲んでも飲んでも飲みたくなるという特徴をもちます。

このように摂取を繰り返すと、スポーツドリンクには糖分も含まれますから、体内の血糖値が上昇してしまいます。いわゆる「ペットボトル症候群」と呼ばれる、糖分過多の状態です。これが進行すると糖尿病などの生活習慣病の原因になっていきます。

ですから、スポーツドリンクで水分を補うことはあまりお勧めできません。

風邪の時に最適な飲み物

風邪の時にお勧めしたい飲み物は、適量の塩を入れた麦茶です。

麦茶には、適度に体を冷やす働きがあり、カリウムとカルシウムが豊富に含まれています。入れる塩は、体のバランスを整えてくれる岩塩がベスト。塩を入れることでナトリウムもプラスされますから、発熱時の発汗によって失われた水分と電解質をうまく補充できるのです。

おすすめなのはクリスタル岩塩

こちらのクリスタル岩塩は、水によく溶けるのでお料理に使いやすいです。素材の味を引き出すスッキリとした雑味のない良質なお塩です。料理研究家曰く、素材を選ぶ上で一番気を使うのは塩。塩の質や味で料理は激変するそうです。塩化ナトリウム100%の精製塩とは違い、クリスタル岩塩は各種ミネラルを含むので熱中症対策にもおすすめ!

過労やストレスが原因なら麦茶+きび砂糖

風邪の原因が過労やストレスの場合には、麦茶に少しきび砂糖を入れたものを飲んでも良いです。心と体の乱れを整えて、滋養を補ってくれます。ちなみに、きび砂糖はサトウキビの糖液を煮詰めて作ったお砂糖です。サトウキビの苦みやアクは製造過程で取り除かれます。まろやかな甘さと、キビの香りが特徴的なお砂糖です。【楽天市場】きび砂糖についての検索結果はこちら

麦茶の選び方と淹れ方

市販されている麦茶のティーバッグには水出しのものもありますが、ぜひ火にかけて煮出したものを飲むようにしてください。無農薬栽培のものであれば、言うことなしです。

麦茶が沸騰したら、10〜15分煮出してからティーバッグを取り出します。ティーバッグは入れたままにしないように注意しましょう。また、作り置きのものをいつまでも飲まないように。麦茶の「バランスを整える」という質が崩れてしまうからです。煮出したその日に飲みきるようにしましょう。

それから、キンキンに冷蔵庫で冷やさないようにしましょう。風邪の時は冷たいものが欲しくなりますが、なるべく常温か、少しだけ冷やしたものにします。なぜなら胃腸を冷やし、体を重くして、毒出し力を弱めてしまうからです。

また、くれぐれも煮出した熱い麦茶に氷を大量に入れて急激に冷やすことはしないようにしてください。急激な温度変化は、麦茶のバランスを整えてくれる性質が、台無しになってしまうのです。

冷まして飲む時は、自然に常温になるまで待つようにしてください。カップに移し替えるなどの工夫をしてみましょう。もちろんあたたかい状態で飲むのは問題ありません。

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栄養ドリンクだけではエネルギーをチャージできない

なんとなく風邪っぽい時など、ついつい頼ってしまいがちなのが栄養ドリンク。飲むと、元気になった気がしますよね。

しかし、栄養ドリンクは不調を改善するものではありません。栄養成分は入っていますが、それが体に吸収され、おだやかにじっくりと滋養を与えていく、というのとは少し異なり、含まれるカフェインなどが一時的な刺激を与え、興奮状態を作り出しているに過ぎないのです。

ですから、自分が持っているパワー以上のものがみなぎっているような錯覚に陥り、過度な活動をしてしまいます。その時は興奮状態で気がつきませんが、結果として激しい体力の消耗を招き、生理機能を破綻させてしまいます。

生理機能の破綻例として、一番身近なものは風邪です。限界まで働いて、風邪をひいてダウンしてしまうというケース。多忙な日々を送って、年中風邪をひいている人がいますよね。自分のキャパシティ以上の活動を無理に行なっているしるしです。

ですから、栄養ドリンクを常用するようになってしまうと、いつも消耗している状態が続いてしまいますので、体はどんどん弱っていってしまいます。どうしてもムチを打って頑張らなければならない場合だけ、最低限の服用にとどめるようにしてください。

「人生には“活動”と“休息”のどちらかしかありません。」と、いつもお世話になっているお医者さんが言っていました。

活動と休息は互いに補完しあっており、どちらか一方だけ優れているということはありません。

良い休息が良い活動を生み出し、その逆もまたしかりなのです。

栄養ドリンクが必要な時は、どうしても致し方ない、というときだけお世話になりましょう。その代わり、あとで質の良い休息をとることが条件です。一時の、まやかしの覚醒状態に惑わされてはいけません。その裏であなたの体は酷使されているのです。

まとめ

風邪をひくと、早く治したい気持ちが高まり、ついつい栄養ドリンクやスポーツドリンクなどに手を出してしまいがち。

しかし、体が弱っている時に本当にあなたの体が求めているものは何でしょうか。休息、栄養、水分、など体が求めているものは意外とシンプルなものかもしれません。

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