離乳食を始めたばかりのころは、食べ始めから食べ終わりまで大人が付きっきりの介助が必要ですね。
でも成長とともに、1歳半を過ぎたあたりから何でも自分でやりたがるようになります。
私の娘も、1歳半を過ぎてきたあたりから自分でやりたがり、2歳の今では私が手助けをすると怒ります。
でもまだまだスプーンやフォークを上手に使いこなせないため、もちろん食べ終わったころには周りはグチャグチャ…
しかもお腹がいっぱいになってきたり、飽きてきたりすると食事で遊び始めます。
娘の場合は、指を汁物のお椀に入れて遊んだり、手でこねくり回したり…
一生懸命に作ったご飯で遊ばれると、こちらとしてもイライラしてしまいますし、いつまで続くの?なんて思ったりしますよね。
そんな方たちのために、今回は遊び食べの時期や対処法についてお話していきます。
2歳・3歳ごろの遊び食べはいつまで続く?
実は遊び食べは成長の証でもあるんだとか。いろいろなものに興味を持ってきた、という証拠のようです。
マナーが悪いということではなく、食欲や集中力、手先の使い方などがちゃんと発達するまでは、遊び食べが続くようです。
そのため、怒ってもあまり意味がないだとか…ついつい怒りたくなってしまいますよね。
個人差はありますが、2~3歳までの間にピークを迎え、落ち着いてくる子がほとんどです。
逆に、年齢が進んでも遊び食べをするようならば、その都度注意をしていくことが必要かもしれません。
2~3歳の時期はちょうどイヤイヤ期とも重なり、親はつい怒ってしまいたくなることが多いかと思います。
余裕をもって子どもの食事に向き合えるように、まずは環境を整えて遊び食べの対策をしましょう。
対処法などについては、次の項目でお話していきます。
2歳・3歳の子どもが遊び食べをするときの対処法
さて、実際に子どもが遊び食べをするときの対処法についてみていきましょう。
子どもが遊び食べをすること自体を予防することはなかなか難しいので、遊び食べをされても大丈夫な環境を整えましょう。
ただ、食事の前におやつをあげすぎているなどが原因の場合は、その原因をまずは取り除きましょう。
遊び食べをされたときにできる限り怒らないようにするコツは、いかに片付けしやすい環境を作るかです。
まず子どもにエプロンを着せましょう。最近のものはポケットが付いていて、食べこぼしキャッチに役立ちます。
また、シリコン製の食器や吸盤がついている食器などを使うことで、食事がひっくり返ることのないようにしましょう。
椅子にクッションなどを敷かないのも手です。我が家も当初は備え付けのクッションを使っていましたが、汁物などをこぼされるたびに洗濯することが面倒で…
さらに、汚れた手や口をすぐに拭けるように、手拭きなどを用意しておくといいですね。
あと我が家で行っている対策は、床にマットを敷くことです。テーブルクロス用のビニールマットを床に敷いています。
こうすることで、床に食べ物をこぼされてもあまり怒らないようになりました。(我が家の床はフローリングのため、直接の水拭きなどで変色してしまう可能性があるのです…)
そして一番大切なことが、遊び食べが始まったら、無理に食事を続けさせないということです。
遊び食べが始まるということは、お腹がそこまで空いていないなど食事に集中していない証拠。
ダラダラと食べさせるのではなくメリハリをつけることで、子どももそのうちに食事の時間は座って落ち着いて食べる時間なのだ、ということを理解し始めます。
時間はかかりますが、辛抱強く対応していきましょう。
おしまいに
子どもの遊び食べは、育児の中でもストレスを感じるものですよね。
食事は美味しくて楽しい時間なんだ、ということを子どもにわかってもらえるように環境作りをすることで、ストレスの少ない食事タイムにしましょう。