花火大会や夏祭りに浴衣を着て行きたいけれど
「トイレに行きたくなったらどうやってすればいいんだろう」
「トイレに行った後に着崩れしたら直せるかな?」
など、洋服とは違うからこそ気になることもありますよね。でも、対処法を知っておけば大丈夫です!
「こんな時はどうすればいいのか」を学んで浴衣で楽しむ機会をどんどん増やしましょう♪
目次
トイレに行きたくなったらどうすればいい?
トイレに行きたくなる理由は、2つのパターンがあります。そうです、「大」と「小」ですね。どちらをするにしても、共通のポイントが一つあります。
それは、ギリギリまで我慢しないことです。
花火大会やお祭りなどイベントの時は大抵の場合、トイレが混み合います。また、洋服とは違って慣れていない場合が多く、普段と比べて「やりにくい」のでいつもより時間がかかります。
まずは余裕を持ってトイレに行きましょう。
浴衣で「小」をする場合
<浴衣でのトイレの行き方 男性 「小」の場合>
(1)浴衣の上前の裾をまくり上げる。襟先を帯の左側に挟む。
(2)下前の裾も同様にまくり上げる。襟先を帯の右側に挟む。
(3)同じように長襦袢の襟先も帯の左右に挟み、用を足す。
浴衣でトイレに行くときは、裾をまくり上げるので
周りの目が気にならない個室を使うのがスマートです。
浴衣で「大」をする場合
「大」をする場合は、「洋式トイレ」の方がやりやすいです。
<浴衣でのトイレの行き方 男性 「大」の場合>
(1)浴衣の裾を全て、まくり上げる。
(2)まくりあげた裾をしっかりと持つ。
(3)裾を持ったまま、ゆっくりと便座に腰掛けて、用を足す。
ウォシュレットを使う時は
浴衣を濡らさないように気をつけましょう。
トイレに行った後は着崩れを直そう
大抵の場合、トイレに行った後は着崩れてしまうことが多いです。浴衣が乱れてしまった時の対処法を紹介しますね。
そもそも、着崩れってどういう状態のことを言うのでしょうか。
浴衣がこうなっていたら着崩れている(男性の場合)
●衣紋(えもん)が抜けている
●帯が上がっている
●襟元が開き、乱れている
●下前が見えている
上記の状態であれば着崩れしている状態と言えます。
ところで、「衣紋(えもん)」って聞きなれない言葉ですよね。
「きもの用語大全」で「衣紋」を調べてみると、
だいたい、頭の中でイメージができるかもしれませんが、イラストで見るとこのようになります。
参照:イラストノートブログ
男性と女性では、衣紋の開き具合が違いますね。女性は衣紋を抜くのですが、男性はほとんど抜きません。
着崩れたときの直し方
次に、着崩れの直し方を見ていきます♪
衿元を直す
(1)背筋を伸ばして立つ。長襦袢と浴衣の衿をつかんで前に引き、衿を首の後ろにつける。
(2)右手で長襦袢の下前の衿を押さえ、左手で下前の衿先を横に引っ張る。
(3)長襦袢の上前も、同様に衿先を引っ張る。
(4)右手で浴衣の下前の衿を押さえ、左手で下前の衿先を横に引っ張る。
(5)浴衣の上前も、同様に衿先を引っ張る。
帯を下げる
(1)両手の親指を前帯の内側に入れ、帯をつかんでぐっと押し下げる。
(2)親指を帯の真ん中にずらし、左右にしごいてシワを伸ばす。
(3)帯の真ん中に下から指を入れて、同様に左右にしごく。
(4)もう一度帯をぐっと押し下げ、前下がり、後ろ上がりにする。
おしまいに
浴衣姿でのトイレ、無事に済ませられたでしょうか。
ここまで、浴衣でのトイレの仕方と、その際の着崩れを直す方法をお伝えしてきました。修復不可能になるまで着崩れしないよう、座って立ち上がるときやトイレに行ったときなど、先ほどのチェックポイントを参考に浴衣が着崩れていないか、たまにチェックしましょう。
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