松茸が生える条件は大きく10個あります!
条件を知って、貴重な松茸に出会う確率を上げましょう。
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目次
松茸が生える条件10個選!
「赤松」があること(密集していること)
松茸は「赤松(アカマツ)」が密集している林に発生している可能性が高いです。
赤松の樹齢20年から40年であること
樹齢20年から30年になると松茸の発生が始まり、樹齢30年から40年がもっとも松茸が発生しやすいです。70年から80年で衰退します。なので樹齢も大事なんですね。
そうは言われても・・・
「赤松の樹齢」を知るためにはどうやって調べたらいいのでしょう
?????
こういうときに専門家は、幹をCTスキャンしてある程度、正確な樹齢を調べることができます(笑)
でも私たちはどうすれば・・・?
赤松の樹齢の調べ方
1)「樹木枝にできる段の数を数える」!
赤松は、一年に一節成長します。
一年に一段ずつ、規則正しく枝を伸ばして成長するんですね。なので、樹木枝にできる段の数を数えると、樹齢を知ることができます。
2)「樹齢を算出してみる」!
メジャーで地上1メートルの高さで幹の周囲を測り、その長さを2.5で割った数がおよその樹齢になります。
これは、赤松以外の木でも有効な方法です。
例えば、
幹の周囲が120cmの木であれば、
120cm ÷ 2.5 = 48
つまり、樹齢は約48年ということになります。
だいたいですが。
木が育つ条件によっても差が出てしまう方法ではありますが、おおよその樹齢を把握することができます。
松の根と共生する
松茸は赤松の根と共生するので、松茸の子は直径数メートルの環状に発生します。一つ見つけたら松の根から同じ距離でたどると、また松茸を見つけることができるかもしれません。
日当たりの良い南西に生えやすい
木漏れ日がさすほどの場所でもokです。日当たりの良い場所には生えやすいです。その点から考えると、「南西」をチェックするのが良いです。
逆に日当たりが悪いところには、ほぼ松茸は生えません。
傾斜面
松茸は、傾斜や急斜面を好みます。生える条件といえるくらい好きな場所です。
日当たりの良い南西の傾斜は要チェックです。
土地が乾燥ぎみの砂地
乾燥ぎみの砂地など、やせた土地に生えやすいです」。
松茸は、綺麗な場所を好みます。綺麗というのは、落ち葉が重なりすぎていないところなど、きちんとお手入れや管理がされているようなところを好んで松茸は生えてきます。
ほとんど人の手を加えず、手入れしていないくらいの山に自然に生えてくるのかと思いきや、松茸が生えてくる条件って、結構難しいのですね。
葉が地面を覆っていない
落ち葉などが大量すぎて地面を覆っているような場所では、ほぼ松茸は生えません!落ち葉などが、ほとんどなく、きれいな場所であること条件です。
「なぜ落ち葉などがないのが条件なの?」
落ち葉の中には、松茸以外のキノコや菌が潜んでいます。そういったものに松茸は負けてしまうと、生えてくれません。
ほんっとデリケートなんだから。
それほど、松茸は貴重な存在なのです。
風通しが良い
風通しの良さも、松茸が生えてくる条件です。
どれだけ環境の良いところを好むんですかね、松茸って。
松茸がたくさん生えてくるような「松茸山」を作るお仕事の方が前テレビでインタビューに答えていましたが、その方の場合はもともと松茸が生えてくる山に、さらに松茸にとって良い環境を作ろうと試行錯誤した結果、50年かかったと言っていました。
なんと、人生の大半を松茸が生えてくる最高の条件を作るために捧げたわけです。50年かけてやっと、理想に近い環境にたどり着いたと・・・。
それほど、松茸がポコポコ生えてくる「松茸山」を作ることは至難の技なのです。
雨量・気温・湿度などの気候や環境
その年の気候や環境も松茸にとっては重要な問題です。
* 春から夏にかけて降水量が多く、梅雨の時期は雨がしっかり降る
* 台風が多い
* 7月~8月は暑い
* 9月の残暑が厳しくなく、気温がゆっくり下がりながら雨が降る
このような条件にそろっていれば、その年の松茸はたくさん姿を見せてくれます。
「シロ」がある
松茸が生える条件に「シロ」があることは欠かせません。
<<「シロ」ってなに?>>
’シロ」というのは、松茸の本体である菌糸と赤松の根が一緒になった塊のことです。
地面の下で、リングのように育つことが多く、松茸は「シロ」に沿って生えるのです。
「シロ」は毎年10~15cmずつ、リングが外側に広がっていきます。この「シロ」の場所を知らないと、なかなか松茸を見つけることはできません。
これは、なかなか一般の人間では知ることは困難です。
じゃあ、誰なら知っているのかというと・・・
赤松を管理をしている農家さんや、松茸採りに慣れている方はリングの場所を熟知していることが多いです。
シロが発生する条件ってあるの?
あります。
「シロ」は、土の中の温度が19度以下になり、降水量が増える9月ごろに松茸が発生します。
「シロ」がよく育ち、おいしい松茸が採れる赤松林は、非常に貴重です。
いつまでも大切にしていくべき場所です。
おしまいに
松茸は思った以上にデリケート!!
いつまでも松茸を楽しむことができるように、環境も守っていくことが大事なんですね。
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