「松茸の基本の洗い方」と「虫食いの跡がある松茸の洗い方」について。
松茸を洗う場合、ただ洗うだけではだめ。松茸の良さを壊さないために気をつけるポイントがあります。これを守らないとせっかくの松茸が台無しになるなんてことも!
それから、虫食いの跡がある松茸も食べられます!その場合、いつもと違う洗い方になるのでこちらも必見です!
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松茸の洗い方|基本の洗い方
1)松茸の根の固い部分「石づき」を削り取る
「鉛筆けづり」の要領で、小さめのナイフで石づきを削り取ります。
ナイフで削るのが理想ですが、無い場合は手でもいいですし、キッチンバサミを使うのもいいです。
全てに共通するのは、やさしく削ること!
2)ボウルに水をためて松茸を洗う
流水で洗ってはいけません。必ずボウルを使います。
流水で洗ってはいけない理由は、松茸の「香り」までも洗い流してしまう可能性があるからです。
ボウルに水をためて洗う場合も、やさ〜〜〜しく丁寧に松茸を扱います。必要ないところには水をつけないように気をつけながら洗いましょう。
3)キッチンペーパーや布で水分を取る
ゴシゴシこすらず、優しい力加減で松茸にキッチンペーパーや布をあてて、水分を取ります。
拭き取るよりも、キッチンペーパーに水分を吸わせるようなイメージで。
短時間でさっと行いましょう。香りや風味を損なわせないためにも、時間をかけすぎないようにするのがポイント。
普通のキッチンペーパーは濡れると破れやすかったりペーパーの繊維がついてしまうことがあるので、私はクックアップを使っています。
虫食いの跡がある松茸の洗い方
松茸は人工栽培ができず、天然のものしか流通しません。
なので、どうしても「虫食い松茸」に出会ってしまうリスクがあります。
ポジティブに考えれば、虫が食べるということは安全な松茸であるという証拠なのですが・・・でもやっぱり嫌ですよね。
調理する前に虫食い松茸がどうか、チェックしましょう。
虫食い松茸かどうかチェックしよう
松茸を縦半分に切ったとき、断面に穴が空いていたり細い溝がある・・・そう、これは虫食いの跡です(´;ω;`)
松茸を半分に割らなくても、虫食いのある松茸は、軸を触ると柔らかいです。中がスカスカなので柔らかくなるのです。
石づきを削る際に、無数の穴が見つかれば、中が虫に食われている可能性が高いです。
こんな時は、虫出しをしなければなりません。
虫嫌いにとっては「虫出し」っていう言葉がもう怖いのですが、何もやらずに虫まで食べてしまうのは絶対嫌なので、とりあえずやってみましょう!
虫出しの方法
2)ボウルに塩水(水1リットルに対して、塩 大さじ1)を入れる。
3)塩水に松茸を入れる。
→松茸は水に浮きやすいので、お皿など重しになるものをのせ、しっかりと松茸を塩水に入れる。
4)そのまま10〜20分ほど置いておく。
5)水を全部捨てる。
6)松茸を軽くすすぐ。
このように、虫出しをする際には塩水に10分以上松茸をつけるので、「香り」と「風味」はその分減ります。
また、虫食いの松茸は中に線のような空洞があったりして見た目がそこまで良くないです。なので、調理方法も虫食い跡がはっきりと分かるような方法(焼き松茸など)にするよりも、細かく切って、調味料で味付けをして食べるような方法がおすすめです。
例えば、炊き込みご飯、炒め物、天ぷらなど。
こうすれば、虫食い松茸だったことなどほとんど分かりません。そして美味しいです。
おしまいに
松茸の基本の洗い方と、虫食いの跡がある松茸の洗い方を紹介しました。
松茸が虫に食われていても、美味しく食べることができるので捨てずに「虫出し」をして調理しましょう♪
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